VS 玉陵中学校 2-0 ○ 会場:長洲町有明サッカー場
今年も予定通り?トーナメントの小ヤマからのスタートとなった。相手は玉陵中。今季の対戦は2度目であるが、ここ最近、全く対戦も会場が同じになることも無かったので、情報が全く無い。伝統的によく走るチームだけに、簡単には勝たせてはくれないと思ってはいたが・・・。
やはり初戦は難しい。本日2ゲームをこなさないといけなかったので、”前半のうちに試合を決めて、主力選手を休ませたい”という気持ちを選手が感じ取っていたかのように、開始早々からロングボールが多い。勝ちを急いでいたかのようだった。そんなサッカーの時の彼らにリズムなんかが生まれるはずが無い。とにかくチグハグ。
追いうちをかけるかのように、予期せぬアクシデントがチームを襲う。攻撃のキーマン大樹がゴールポストに足をぶつけ負傷してしまった。その後もプレーを続けていたが、大樹のプレースタイルがあんな感じなので、ベンチからは全く気づかなかった。まさかこんなにひどいケガだったとは・・・。ケガをした時点で交替させていればここまでひどくはならなかったと思う。ケガを見抜けなかったこと恥ずかしく思い、反省してます。相当痛かったはずだが、一言も替えてくれと、大樹は言わなかった。また言えるはずも無い。それが中体連だからだ。よそのチームにも痛み止めを打って出場している選手、足の骨にヒビが入っていたが最後までプレーを続けた選手がいたようだ。育成年代の選手を預かる我々にとって一番頭を悩ませるところだが・・・中体連がそうさせるのであろう。
そんな中、前半終了間際、CKから大平のボレーシュートで先制点を奪う。今年のチームの強さは攻めあぐねている状況でもセットプレーから点が取れることだ。いい時間帯に点が取れ、前半終了。これで少しは落ち着いてくれるといいが・・・。
しかし、後半も内容は上がらない。ミスがとにかく目立つ。せめてもの救いは、大樹に替わって出場している亮馬の身体の切れが抜群だったこと。右サイドを完全に制圧していた。2点目は亮馬が右サイドを崩し翼がヘディングできれいに合わせたものだった。これで勝負あり。後半は主力を休ませゲームを流すことが出来た。
勝因は、いい時間帯にセットプレーから得点できたこと。主力選手のケガがあったが、それを補って余りあるバックアップの層の厚さだったように思われる。
初戦は内容よりも結果。大樹のケガでチーム内に”大樹を県大会へ連れて行かなければ”という気持ちが芽生えてきた。2回戦からが楽しみになってきた。
次回は2回戦の岱明中戦を振り返りたい。